立春とは名ばかりで梅花のつぼみもまだ寒く、向春もまだ遠く感じられます。
2月に入り、より寒さを感じる日が続いています。
今日はここ名古屋でも白じゅうたんの朝に、一瞬で眠気も覚める光景がカーテンの向こうにありました。
2010年を向かえ、金と政治家をめぐる政界での事件や、相撲界での騒動、経済界でも豊田のリコール問題・・・、騒がしい年明けとなりました。
しかし、我が家では相変わらずの毎日が、慌しさと共にここにあります。
少し違うと言えば、今年の4月から我が家のちびっこシェフが新1年生となる、新しい門出を迎えるということでしょうか。
昨年の夏ぐらいから、彼の部屋を作り、勉強机にベットがやってきました。年末にはランドセル。
入学する小学校にも就学時検診を受け、はじめて小学校の門をくぐりました。
そしてこれからお世話になる先生方や在校生のお兄さんお姉さんと接し、彼も自覚が芽生えてくると同時に、その実感が不安にも変わってきているようです。
親である私たちは・・・、もちろん入学準備をすることはもちろんなのですが、
入学までの残り数ヶ月間で、新しい環境で慣れない生活をする彼の負担が少しでも和らぐように、
新しい生活のリズムに順応できるよう、少しずつ今の生活のリズムを移行させてやることが大事だと思っています。
すべてが4月からスタートでは、心の負担も体の負担も大きすぎると思うからです。
昨年から始めたのが、朝のお支度。
今まで私が曜日にあわせた保育園の持ち物の準備や習い事の準備をしていました。
それを彼が「今日は火曜日だから、箸とタオルとお手拭、それに英会話のカバンの準備!」と曜日感覚を持たせることと、1日の予定を考えること。
次に始めたのが、生活のリズムつくり。
仕事をしているとどうしても私の勝手で子供の生活のリズムができてしまっていましたが、
帰ったら手洗いうがい、保育園で使った箸やタオルを自分で片付け。
洗濯機に入れるときのお約束もしました。
「靴下や服は裏返しのまま出さないこと」、これはやってもらう人のことを考える大事な習慣です。
そして学習習慣。今までは「しまじろう」が届けば、時間があり、やりたいときにやっていました。
しかし少しでも良いので、毎日机に向かうと言う習慣です。
始めは30分、そして今は1時間。
1時間と言っても、時間を重視せず、今日はこれをどれだけやるかと言う内容の目標達成をさせること。
学習習慣と、それに目標つくりと達成感を習慣付けたいと考えています。
もちろんイヤイヤの時もありますが、毎日続けると「やらないと遊べない」からやり始め、時には楽しくなってきて2時間ぐらい勉強をやっていることもあります。
その他にもお支度を上手にできたり、ママに言われなくてもできたことに得意げになったりと、新しいことへの挑戦を彼も楽しんでいます。
その後に夕食、入浴、21時15分までは自由時間、歯磨きをして21時半には就寝です。
私が仕事をしている為、帰宅が遅いので、はっきり言ってとても窮屈なスケジュールです。
しかし、これから入学してもそんな忙しい毎日は変わらない以上、今から習慣付けさせるしかありません。
ただ、土曜日は何時まで起きていてもいい日、何時に帰宅するか分からないパパを唯一起きて待っていてもいい日なのです。
そんな日は、時間も余裕があるので、彼が眠くなるまで彼のしたいことに付き合って、テレビを見たり、トランプをしたり、夜中を越えることがほとんどですが、唯一パパを「おかえり!」と迎えられる日なのです。
その他は起床時間を早くしたこと、自分でめざまし時計をセットさせるようにしたこと(鳴っていても起きない事が多いのですが)、朝食のおかずを増やしたこと。
保育園の給食は11時半頃でしたが、小学校では朝も早くそして給食は12時半頃となります。
集中力を保つためにも、朝食の役割は重要になってきます。
あと、最近では「です」「ます」を付けて丁寧語をしゃべれるように、そして挨拶を改めて教えています。
いろんなことを始めたように思いますが、これも生活習慣です。
始めは慌しく感じましたが、この慌しさが「毎日の生活」になってきました。
きっかけは「小学校入学」の為ですが、これらのことはすべてこれから必要なことです。
彼がいくつになっても、1日の予定を考えて準備することや、目標を立てること、目標を達成するために簡単にあきらめないこと、朝食をしっかりとることや、規則正しい生活を送ることは、小学生だけに必要なことではなく、これからの人生に必要なことを、生活を通して教えることだと思っています。
どんな生活習慣を身に着けた大人になるか、それは彼がどんな大人になるかも左右することだと考えています。
「習慣」とは怖いもので、靴を揃えて脱げるか、常にテレビの音がないと寂しいと言う人もいれば、朝食が食べれないという人、毎日掃除機をかけないと気持ちが悪いという人もいれば、使ったものをすぐに片付けられない人、いろんな習慣がありますが、「習慣」とは厄介なもので、直したくてもすぐには直らなかったりするものです。
どんな習慣を付けさせるか、もしくは付けさせてしまうかは、これからの年齢、重要な親の役目だと思っています。
私自身、初めての子育てです。
入学を控え、改めてどんな教育をしていくか、本当によく考えるようになりました。
しかしその先にあるのは、我が子の幸せしかありません。
私自身が親から教えてもらったように、生きていく上での力や姿勢、取り組み方、モラルを教え、そして支えてもらったように、私も彼の背中を押してやりたいと思います。
「勉強をやりなさい」と私も言われなかったように、ただやるべきことをきちんとやるという事、一生懸命打ち込むという事、
それが勉強であり、行事であり、スポーツ、何であっても。
やるべきことをやらずに済ますことの無いように教育したいです。
その結果、勉強ができるか、スポーツができるか、何が好きになり、何が苦手になるのか、そしてどんな道が前に見えてくるのか、いつも彼のすぐ後ろで見守り、時に示し、時に支え、時に押し出してあげれたらいいなあと思っています。